善應院と鬼子母神
善應院では代々鬼子母神をお祀りしています。お寺なのに“神様”と思われるかもしれません。
鬼子母神は妙法蓮華経陀羅尼品第二十六というお経に出てきます。鬼子母神は、十羅刹女(じゅっらせつにょ)と共に法華信仰者の守りと法華経を広めることを妨げる者を罰することを誓っていることから、大切にされています。
日蓮上人は法華曼荼羅に鬼子母神の号を連ね、鬼子母神と十羅刹女に母子の関係を設定しています。
鬼子母神は、たくさんの子供がいました。
人間の子供をさらって食べ、人々を困らせていました。
ある日、お釈迦様はそのような鬼子母神の一番かわいがっている末っ子を隠しました。
子を失う悲しみを実感した鬼子母神は改心し、以後、安産・子育ての守護神となりました。
善應院では、子育ての善神になった由来から
ツノのない「おに」の文字を使っています。
鬼子母神のお姿は、一般的に左手に子どもを抱え、右手にザクロを持っています。
ザクロは、鬼子母神がもつ魔障を払う果実のことで縁起のいい果物です。
鬼子母神が人間の子供の代わりに食べたともいわれます。
そのため、善應院にもザクロの木が植えらています。
水子供養
善應院は、子育ての鬼子母神を祀るお寺です。
鬼子母神というと、入谷や雑司が谷が有名ですが、善應院も江戸時代は深川鬼子母神として栄え、門前で店が出るほど賑わっていたそうです。
水子供養に対する正しい認識をもっていただきたいと思っております。それは、水子といいますと何かマイナスイメージの印象を持つ人が多いからです。
何か申し訳ない気持ちや疎ましい感情があったとしたら、それは間違いなく誤解によるものです。先祖さまと同じ仏さまですから同じ想いで供養いたしましょう。
水子供養とは決して親自身の浄めのためでも、水子との縁切りのためでもありません。
ましてや、"葬り去る"ものでもありません。
水子は決して不浄のものではないという、まずその認識がとても大切なのです。
水子はこの世に生れ出ることができなかっただけで、親子の縁が無かった訳ではないのです。
親子の縁は永遠の過去に始まって永遠の未来に向かって続いているものです。ですから水子の縁はご先祖さまと同様、切っても切れるものではありません。
冥福を祈るとは、改めて親子の契りを確認し合うことです。お互いの永遠(とわ)の祈りこそ"しっかりした供養"なのです。水子供養とは、親子の新たな出発なのです。
<費用>
◎ 永代供養を希望される方は、位牌を本堂でお預かりし、手厚い供養を致します。
水子供養についての
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